素敵で美しい住宅
素敵で美しい住宅
住まう人にとって「素敵で美しい」と感じることは、永い間、その家に愛情を注ぐ上でとても大切なことです。
そして、楽しい暮らしをいつまでもしていく上でも大切なことです。
私たちは、これこそが、建築家と一緒に家づくりを考える目的の一つであると考えています。
さて、「美しさ」とはそもそも何だと思いますか?
「美しい」という表現は極めて主観的な形容であると同時に、万人が納得する普遍的な「美しさ」と言うものも存在します。
その普遍的な「美しさ」とは「ものごとのバランス」ではないかと私たちは考えています。
「バランスの良い」「整った」「健康的な」と評価できるものごとは、美しさを備えています。
では、バランスとは何でしょうか?
「ものごと」「できごと」についても、これらを構成する要素の比や強弱の割合が適度な状態であるときにバランスが良いと感じます。
各要素の関係も、単純な比率であったり、お互いを釣り合わせる均衡、合わさることで別の効果を発揮する調和、相対する要素の対比など様々です。
住宅を含めて建築は、大きな範囲から小さなところまで、周りを取り巻く多くのものと関わることになります。
その関わるものとのバランスが大切であり、そのバランスが良好であるときに、美しいと感じられるのではないでしょうか?
<外部要因>
敷地の状況、周囲の環境、街並みや風景、地域の自然、地球規模の環境との関わり。
<内部要因>
住む人、使う人にはじまり、そこに置かれる「家具、道具、衣服」から「臭い、手触り、肌触り」などとの関わり。
住む人はそこで暮らし始める事で、五感で感じる事になり、そのバランスの良い美しい環境が素敵さを生むことになります。
<時間軸要因>
そこに暮らす人の将来の価値観や家族の成長、精神状態、健康状態などとの関わり。
加えて「経済性」「安全性」「そのものの性能」といった要素もバランスを考える上では忘れてはならないことです。
これら全ての「こと」「もの」「要素」とバランスをとっていくことが、「美しくて素敵な住宅」をつくりあげるプロセスです。
それこそが「デザインする」とういことだと思います。
「美しくて素敵な住宅をデザインする。」
建築家と一緒に1つの家をつくりあげる事により、1つのかたちになり、
ずっとずっと好きでいられる「じぶんいろのいえ」が出来ていきます。
「美しくて素敵な住宅」を一緒にデザインする
私が心がけている事は、「全部聞いたうえで聞かない」という考え方です。
これはどんな場面でも結構大事なのだと思っています。
要は「空気が読めない」のではなくて、全部分かった上であえて「空気を読まない」。
それをする事で、話がつながりお互いの理解が深まり信頼関係が強くなると考えます。
いろいろな考え方のお客様がおられますが、話の中で共感して頂ける部分があれば、あえて聞かない面白いプランを出す事で、楽しい発展や絆も生まれてきます。
建築家としての提案を楽しんで、建築家からの提案を自分なりに吸収し一緒に考え形にしていくからこそ、
ずっとずっと好きでいられる「じぶんいろのいえ」が出来ていくのだと思います。